あばたもえくぼ

反芻したがるオタクです

silent 第3話

・今回の第3話がこのドラマが始まって1番泣きました。湊斗くんと想の友情回、全てが良かった。湊斗くんが苦しんでいることは、自分の彼女と元彼が出逢ってしまったことよりも大切な友達が病気になってしまっていて、ずっと知らなくて、受け入れられないという苦しみだったんだね。湊斗くんがみんなの想像する湊斗くんなのが良かった。最後10分くらいのシーン、大号泣で嗚咽が出ちゃって、ヒックヒック泣いてたらうちの猫ちゃんが目まんまるくして何事?!って顔して逃げていった…笑

・湊斗くんが想の後ろ姿を見つめながら絶対に振り向かない想に「20歳になったら一緒に飲みに行こうって約束したのにもう26歳だよ」「無視すんなよ」って話しかけているシーンが高校時代の2人のやりとりにリンクしているの、湊斗くんの想を何年も友達として思っていたことがよく分かる描写だったし、最後に湊斗くんが「ただ振り向いて欲しかっただけなのに」って言っていたのが本心であることを物語る場面だったなあ。高校時代の想と湊斗くんの笑顔が完全に両想いの顔なんだよーーー。よく考えてみたらさ、8年って本当に長い年月だと思うんだよね。言葉にしたらとっても短い一言なんだけど。その長い期間、大切な友達が音信不通になって、病を患っていたなんて知ったらやり切れないよね。湊斗くんだったら自分は幸せな思いをしてる間に想はずっと1人で闘っていたんだ、なんて思って自分を責めてしまいそうだし。湊斗くんの気持ちが苦しすぎて、そんなことを考えている湊斗くんがもう人間として愛しくて、これを書いている今も泣きそうになってしまう。このドラマの登場人物はなんてみんなこんなに苦しいんだろう。湊斗くんの泣いた姿をみて紬も涙を流していたしね。紬だって想が耳が聞こえないこと、自分を思って想自ら身を引いたことを知って散々泣いてたけど、それでもまた涙を流したのは心の底からまだ想の病気のことを受け入れられていないんだろうね。ここで最初から想が言えば変わってたのかなあ、なんて思うんだけど想からしたら病気になって紬と今まで通り接することができなくなること、病気になったことで自分の環境、周りの人の態度や関係が変わること、ただ普通に日常生活を送ることすら全部崩れてしまったから自分で自分を守るしかなくて、その方法が自分の存在を消すことだったんだろうなと思うとあまりにも不器用で苦しい。紬に偶然会わなければもしかしたら高校時代の人は事実を一生知らなかったかもしれないしね。もしそんなんだったらどうするつもり?!って、想のことを抱きしめたくなるよ…(それはやめて)しかも想は病気になったことに苦しめられているというよりかは周りの人に迷惑をかけること、心配させることに苦しんでいそうでほんっっっっっとにやだ…。

・妹の萌が想の家に来たとき、想が「家族の前では声を出す」というのを視聴者に見せたシーン。想の声が良い声で良かった。めめの声好きなんだよね(紬みたいなこと言ってるよ)

・紬のバイトが終わるのを待っている想が可愛かった。紬を見つけたら駆け寄って、傘さして、垂れ下がったエプロンの肩紐直してあげて。全部が良!!!1時間も待っているの、紬のことやっぱり好きなんだろうなあ。好きではなくても特別な存在だとは思っているだろうね。紬に今好きなのは湊斗、佐倉くんは好きじゃない、って言われた想が「"湊斗"って呼んでるんだね」に全てが詰まってた。自分は想くんとしか呼ばれたことなくて、しかも一回だけ、それも紬と会うのは最後にすると決めたとき。変わらず紬のこと全然好きなんじゃん…(大号泣)このドラマの中で、全体的に耳が聞こえなくなってからめめの笑い方がどこか寂しそうでしんどい。このときも思わずそう言ってしまって、紬が切ない顔をしているのをみて困らせた、って顔して優しく笑いながら気にしすぎた、また連絡するね、って伝えていたのがとっても悲しかった。紬は想のこと好きじゃないと思ってるかもしれないけど視聴者からしたらもうまだ全然好きって分かるんだよなあ。でも、自分を救ってくれた湊斗くんを好きなのも本当なんだけど。そんな心迷いしてる描写は無いけれど心のどこかで葛藤しているんだろうなあ。紬はそんな自分を受け入れてちゃえばいいのに、って思う。お願いだから誰も苦しまないでほしい。

・脚本の生方美久さんが元看護師だと知って。同業者で正直嬉しかった。ナースだからそりゃ温かくて良い脚本書くわな!って何故か私が誇らしくなった。

・次回、想がフットサルしていたのが楽しみ〜!めめサッカーしてたからめめオタクとしても楽しみ…!だけど湊斗くんが良からぬことを言いそうでやだなあ。お願いがある、ってなに?紬に別れようとか言わないよね…?こんな毎週泣くドラマある?楽しみだけど苦しくなってしまうのでちょっと怖いし、よりドラマにハマってしまうのもちょっと怖いなあ。