あばたもえくぼ

反芻したがるオタクです

silent 最終回

silent、観終わりました。

一言で今の気持ちを表すと目黒くんをはじめ共演者の方々、スタッフの方々、こんなにも良いドラマをみせてくれて本当にありがとう、という感情です。

 

記憶に残っているところでざっと最終話を振り返ってみると、私的に特に良かったなあと思うのが3つあって。まず、想と紬がキスしなかったこと。これは目黒担だから安心したっていう理由じゃなくて、なんでもかんでもキスしてワーイ!ハッピーエンド!にするのはどうなのかなあと、あまりにもありきたりというか、キスしてこのドラマのキャストさんも制作陣もそして視聴者も「わぁ、良かったなぁ」とはならない気がして。12月18日に放送していた、ボクらの時代でプロデューサーの村瀬さん、脚本家の生方さん、演出家の風間さんの3人が対談していた放送を見ていたんですが生方さんが「元々ラブストーリーには興味なかった。想と紬のラブストーリーだけにするには勿体無いと思った」というようなことを仰っていたんですよね(ニュアンスなので間違えていると思いますがすみません)そして「日本語を大切にしたい」って仰ってたから生方さんのsilentで描きたかったストーリーにはキスをするという脚本どころか発想がそもそも無かった、と思われる。私自身も無くて良かった派だしsilentというドラマにはそんなものなくても2人のお互いを思い合っている感情が充分分かるので無くていい、というか要らないとさえ思う。言葉の大切さを訴えてきたドラマなので言葉で愛を伝えたり確かめたりすることを大切にしたかったのもあるんだろうし。そしてアイドルがドラマとか映画に出るとキスとかを求めがられがちだしこちらも求めてるのかもしれないけど、そういうのがなくていいと、そういうのを描きたいんじゃないんだと目黒さんがキャスティングされたことも改めて凄いなぁと…。結構これ私的には凄いことだと思うんですが皆さんどう思いますか!?(共有したがり〜マン)

 

そして、奈々が前を向いて進んでる姿を見られたこと。私が1番胸に響いたのが6話、7話の奈々の回なんですが、奈々が聾者だということで苦しむ場面が生きていく中でどうしてもあって、可哀想とかそんな風に思うつもりはないんですが、綺麗事なく言うとそう思われたり思ってしまう部分がどうしたって出てきてしまうんだよね。ハンドバッグが持てないこととか、お洒落のために「今日は何のバッグにしようかな」って悩むことは女の子にとっては生活の中で上の方にくる発想だと思うけど手に持つと手話ができなくなるので諦めなきゃいけなくて。奈々が夢の中で、耳が聞こえてハンドバッグを持って想と普通に話しているそのシーンをみたときにハッとして悲しいし苦しいし悔しいし1番泣けた。私が当たり前にしているそんな些細なことも諦めなきゃいけないの?と、つい私がなんで?と呪いのような怒りが出てしまうくらい奈々の置かれる環境が苦しかったです。だから奈々が最終話では春尾先生と再会して段々とまた距離を縮めていく中で、欲しいハンドバッグがあるの、なんて言える姿をみてちょっぴり救われた気持ちになりました。それが私が、なのか奈々の気持ちが、なのか分からないけどホッとした。冗談だとしてもきっとあのときの奈々には冗談でいうことすらできなくて苦しかったんじゃないかなぁと。そしてそれを春尾先生はきっとどういう意味なのかを分かってくれそうだから尚良かった…。

 

最後は、ラストのシーンの耳打ちですね!きっと紬って言ってたんだろうけど、視聴者が最後は紬って呼ぶんだろうなあと思っていたところだけど、想の呼ぶ紬を聞けるのは紬だけってなんかもう最高のエンディングだしキス以上だし、キスなんかじゃ表現できない愛だよ。だって序盤から湊斗が「紬って呼んであげて」って言っててこの最終話までずっっっっっと温めてきたんだから。そんな簡単に視聴者に聞かせられないよな!!!!!(大号泣)なあ!!!!!(大号泣)

紬だけが想から聞いて欲しいし、呼ばれて欲しいし、その幸せを噛み締めて欲しい。本当にスピッツのまさに「魔法のコトバ」だよねぇ。1話の最悪な再会したベンチで、最終話では紬が「想くん」って呼んだら聞こえないはずの想が顔を上げて反応したりあまりにも2人の思いが通じ合ってるのが手に取るように分かって泣けちゃった。言葉ってどんな形でも大切だなって思ったし伝えなきゃなって思ったしその言葉を受け止めてくれる一緒にいたい人と一緒にいようって改めて感じた。2人がこれからもどこかで幸せでいて欲しいな、なんてドラマなんだからあり得ないことなんだけど思わずそう願いたくなる話でした。最後は2人が笑ってる姿を見られて良かった。というか皆が笑顔でいてくれて良かった。なんかもうとんでもないドラマを見せられちゃったなーーーーーーーー。あーーーーーーあ・・・・・・(大の字)(放心状態)

 

 

 

 

 

 

silentというドラマに出会えたこと、silentをきっかけに目黒蓮に出会えたこと、そして目黒蓮を好きになったこと。silentを通して色んな出来事と感情を味わえてとっても思い入れのある作品になりました。silentを作ったすべての皆さんに感謝したいです、素敵なドラマをありがとうございました。本当にお疲れ様でした。

本当はもっと語りたいことがあるし、出てくると思うのでまたゆっくり残してみようと思います。

 

あっ、あれから私は順調にオタクになり無事FC会員になりました\(^oT)/中学生ぶりのJFCに感動している(月日の経過マジでとんでもねえ)聖地巡礼もちらっとしてみたり、ジャニショに行ってみたり(チキってただ中を素通りして終わった)めめのアクスタ買ってみたり毎日楽しく生きてます。しかもこのタイミングで退職したので無職でやりたい放題のオタ活をして束の間の休息を楽しんでる。全然休めてないめめに出来ることならこのお休みを分けたいし、番宣とかすのちゅとかいいから(歌番組は見たいから休んじゃだめ←クソオタク)休んでいてほしいよ。というか歌番組以外は出なくていいから休め!って思ってるけどめめのことだからちゃんと頑張るし頑張りたいんだろうなぁ。あまりにも多忙すぎて何を言ってもめめの負担になる気がするので楽しんでね、って言うことにする。

とりあえず私はそろそろ寝た方がいいので寝ます、おやすみなさい。